三国志の魅力は、権謀術数が渦巻く外交交渉にあるよ










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三国志の魅力は、なんといっても国同士のひしめき合いだね。

序盤の方では多くの権力者たちが各地にいるのだけれど、徐々に淘汰されていって最終的には魏と呉と蜀という三つの国だけが残るの。


この三つの国々は、それぞれ自国が天下を取ることを望んでいるから、当然互いに戦争をするの。



でも国が三つであるという点が大きなポイントでね、三つのうち二つの国が戦争をして多くの兵力を失っている間、残るもう一つの国は力を蓄えることができるの。




そして二つの国がそれぞれ力尽きてきた頃に、一気に攻め込んで両方を併呑してしまおうとたくらんだりするわけ。

そうすれば、自分の国の兵力をあまり損なうことなく、天下を手に入れることができるよね。

でも実際は、そう簡単に事を運ぶことはできないの。



三つの国はそれぞれ、他の二国に戦争をさせようと目論んで、そのために外交交渉をおこなうんだ。




たとえば魏が呉に対して、我が国がバックアップしてあげるから、蜀に攻め込めば必ず戦争に勝つことができるよ、という感じでそそのかしたりするの。

魏としては、実は少ししかバックアップをするつもりはなくて、呉と蜀がお互いに兵力を減らしてくれることを期待してるの。

呉としても魏の考えは察してるんだけど、でも魏からの誘いを断れば、魏との関係が悪くなって戦争になってしまいかねないよね。

そうなったらやはり兵力を失うことになってしまうから、そこで蜀との外交交渉をおこなうの。

蜀と呉とで同時に魏に攻め込んで、挟み撃ちにしようって感じでね。



もしも蜀がそれに応じて魏と戦争を始めてくれれば、魏は呉に攻め込んでこなくなるし、蜀と魏がそれぞれ兵力を失ってくれるから、呉としては万々歳だよね。

こんな感じで、三国志は国同士のやり取りがとても面白いの。



三国志というと強い武将たちが武器を手に戦い合う物語というイメージがあるけれど、実際はいかに他の国に戦争をさせつつ自国の兵力や生産力を高めていくかっていう、権謀術数が渦巻く物語なんだ。

三国志の軍師として有名な諸葛亮孔明なんかも、派手な戦術で敵を倒すことよりも、実際は外交交渉や国力アップに力を注いでいたんだよ。




戦闘シーンも読んでいて興奮するけれど、国同士の交渉の様子やその顛末にも、手に汗を握る面白さがあるんだ。